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医療法人社団 コスモ 千駄ヶ谷インターナショナルクリニック Sendagaya International Clinic

千駄ヶ谷駅から徒歩3分、予約優先の一般内科診療の他に旅行外来(トラベルクリニック)外国人診療を行っています。

ワクチンで予防できる感染症 各項目をクリックしてください

▍A型肝炎について重要ポイント

  • 水、生もの、貝類などの摂取で感染するため予防が困難です。
  • 予防にはA型肝炎ウイルスワクチンの接種が大切です。
  • 生ものは避け、十分に加熱したものを摂取しましょう。
  • インドやアフリカ、東南アジアなどで、A型肝炎感染リスクは高い傾向が見られます。

▍A型肝炎を予防するにはA型肝炎予防のポイントは2つあります。

① A型肝炎ウイルスワクチン

3回の接種でほぼ100%抗体ができます。
2013年3月、国内では16歳未満への接種も承認されました。ただし、WHOは1歳以上の接種を推奨しています。一般的には小児は感染しても重症化しません。

※出発まで1~3ヶ月しかない方は、初回接種から2週間後に2回目接種のみを行います。
予防接種をご希望の方は、こちらからご予約ください。

② 飲食物

東南アジアやアフリカ、その他のA型肝炎流行地域では、食べ物や水などがA型肝炎ウイルスで汚染されている恐れがあるので、十分に加熱したものを食べ、生ものは控えてください。

▍A型肝炎とは(兆候・症状)

A型肝炎はA型肝炎ウイルスに感染することにより発症する急性肝炎です。
感染してから2~6週間後、発熱、全身の倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢など、風邪によく似た初期症状が出ます。症状が進むと黄疸が起こります。

▍A型肝炎の感染原因(発症地域)

A型肝炎感染原因は次のとおりです。

  • ヒトからヒトへの直接接触
  • 汚染された水や氷、または汚染された水域で採れた貝類の摂取
  • 汚染された果物や生野菜などの摂取

インド、インドネシア、カンボジア、韓国、中国、ミャンマー、タイ、フィリピンなど、アジア諸国での感染が全体の約9割を占めます。国内での感染は生牡蠣シーズンの1~3月の冬場に増えますが、海外での感染は春季や夏季に増加する傾向がみられます。
1970~1980年代前半まで、40歳以上の日本人の多くはA型肝炎の抗体を持っていましたが、近年は50歳未満の抗体保有者は全体の2%まで低下しており、年齢に関係なくA型肝炎に掛かるおそれがあります。